ペリーとともに
『ペリーとともに − 画家ハイネがみた幕末と日本人』
フレデリック・トラウトマン著
座本 勝之訳
四六判 ソフトカバー
ISBN978-4-380-18000-2 C0026 288頁
定価:本体2800円+税(2018年7月)
ペリー遠征艦隊の従軍画家、ウイリアム・ハイネの生涯と遠征日誌
間もなく、浦賀奉行所が300周年を迎える。
従軍画家・ハイネは、幕末の浦賀奉行所の若い与力や同心、通詞たちとの人間的な交流の中で彼らを高く評価していた。
芸術家であるハイネの目を通して描かれた初めて接する日本や琉球の人々の描写、風景・風俗、食べ物や建物、そして動植物などの叙述やスケッチが、時間を超えてわたしたちに実感として伝わる。
それが本書『ペリーとともに』の魅力でもある。
<書評・紹介記事>
- 「神奈川新聞」2019年1月20日<かながわの本>ー黒船でやって来た画家ー斎藤大起氏評
- 「週刊読書人」2018年10月26日<160余年の時空を超えて 多感な青年らしい好奇心にあふれた眼差し>雨宮由希夫氏評
- 「出版ニュース」2018年8月下旬号<Book Guide>
*241頁に掲載されたこの写真のキャプションが間違っていました。
正しくは『下田の船着場(ハイネ画 1854年6月8日)』です。
お詫びして訂正いたします。
<もくじ>
- 序章 ハイネの生涯
- 第1章 ハイネ、日本遠征隊に加わる
- 第2章 琉球へー最初の訪問
- 第3章 ペリー提督、琉球王朝へ公式訪問
- 第4章 小笠原諸島(ボニン・アイランズ)
- 第5章 再び琉球へ
- 第6章 江戸湾へー最初の訪問
- 第7章 幕府高官との会見
- 第8章 マカオでの幕間劇
- 第9章 マカオでの幕間劇(続)
- 第10章 琉球へー三度目の訪問
- 第11章 再び江戸湾へ
- 第12章 交渉の開始
- 第13章 下 田
- 第14章 下 田(続)
- 第15章 箱 館
- 第16章 日本からの出航
- 第17章 最後の琉球訪問
- 第18章 帰 国
- ウィリアム・ハイネの年代記
- 注釈
<原著>
With Perry to Japan: A Memoir by William Heine
(translated with an introduction and annotations by Frederick Trautmann)
@1990 by University of Hawai’i Press
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