文明開化四ツ谷怪談

『文明開化四ツ谷怪談  福田善之戯曲集』(9月刊行予定)
福田善之 (解説:佐々木治己)
四六判 ソフトカバー 288頁
ISBN978-4-380-24006-5  C0093
定価:本体2500円+税

福田善之、最新戯曲集。
この戯曲集には、1960年に発表されたラジオドラマから2024年の最新作まで、64年の時間を超えた戯曲が収録されている。
劇作家としての長い年月の中で、日本近代を苛烈に問い、「いま・ここ」 に即時的に反応し、夢幻的な世界へも羽ばたいた。
とりわけ初期の戯曲は比較的早くに評価が定まり、現 在でも再演が多くされ、新しい古典ともいうべき戯曲群として捉えられている。(佐々木治己解説より)

<著者プロフィール>
◉福田善之(Fukuda Yoshiyuki) 本名鴻巣泰三。 1931年、日本橋生まれ。劇作家、演出家。東大文学部仏文学科卒。 「遠くまで行くんだ」、「真田風雲録」、「オッペケペ」等を発表。「袴垂れはどこだ」は、岸田國士戯曲賞受賞作に選ばれるが辞退。NHK大河ドラマ「風と雲と虹と」の脚本を担当。歌舞伎など伝統芸能、大衆演劇の作品も多数。新宿コマ劇場最大のヒット作『ピーターパン』の演出も担当。「私の下町−母の写真」(読売文学賞)、「壁の中の妖精」(紀伊國屋演劇賞)など旺盛な演劇活動を続け、数々の劇作が上演されている。映画『真田風雲録』(加藤泰)、『日本の悪霊』(黒木和雄)の脚本も手がける。 主な著書に、『真田風雲録』(1963)、『オッペケぺ/袴垂れはどこだ』(1967)、『魔女傳説』(1969)、『私の下町・壁の中の妖精』(1995)、『漱石の戀・夢、ハムレットの』(1997)、『颶風のあと』(2017)、いずれも三一書房刊。『白樺の林に友が消えた』(冬芽社、1986)、『れすとらん自由亭・希望』(現代企画社、1993)、小説『草莽無頼なり』上下巻(朝日新聞出版、2010)、エッセイ集『劇の向こうの空』(読売新聞社、1995)、エッセイ集『あの空は青いか?』(三一書房、2024)がある。

 

<もくじ>

  • 文明開化四ツ谷怪談
  • 京 近江屋 龍馬と慎太郎──夢、幕末青年の。
  • 港町ちぎれ雲
  • 思いだしちゃいけない
  • 大逆の女
  • 上演記録
  • 解説・佐々木治己
  • あとがき・福田善之
  • 福田善之略年譜

 

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