そばを打つ そばを語る
『そばを打つ そばを語る』
鵜飼良平 松田伸一
四六判 ソフトカバー 238頁
ISBN978-4-380-23005-9 c0077
本体2000円+税
そばを介して出会った二人は奇しくも戦中の同年生まれ。その後プロのそば店主とアマのそば打ちに。出会った二人が人生とそばを語る。
いままであまり語ったことのない私のそば屋人生の表裏と、独断と偏見を承知の上で、自分のそば打ちの手法を書かせていただいた。
そば屋の親父のことばとして、幾分かはそば好きの人や、そば打ちに興味のある読者のお役に立つことができるかもしれない。(鵜飼良平)
運命とはこういうものかもしれない。地元寒河江で行なわれる素人そば打ちの段位認定会の審査委員長として来ていただいた鵜飼氏と誕生年が同じだった。
一方はそば打ちのアマ、他方はプロのそば店主。その活動ぶりにあおられたか、私は五段位への挑戦まで行なった。(松田伸一)
◉鵜飼良平 (うかい・りょうへい)
1937年、東京生まれ。江戸そばの伝統を継承する「上野藪そば」の三代目主人。1973年、薮系列の店で初めて完全手打ちに切りかえて以来、業界の技術指導者として活躍。2000年、「東京都麺類協同組合」の理事長に就任。2002年、一般社団法人「日本麺類業団体連合会」の会長に就任。2005年一般社団法人東京都食品衛生協会の会長に就任。2010年、公益社団法人「日本食品衛生協会」の理事長、一般社団法人「日本蕎麦協会」の会長に就任し現在に至る。2003年、秋藍綬褒章、2015年秋旭日中綬章を受章。
⚪︎著書
『そば屋のおやじのひとりごと-上野やぶそば三代目』
四六判 ハードカバー 143頁
ISBN978-4-380-16000-4 c0077
本体1600円+税
鵜飼良平
◉松田伸一(まつだ・しんいち)
1937年、山形県寒河江市生まれ。1944年、国民学校入学。1956年高校卒業、松田綿店を引き継ぐ。1982年中学生キャンプ野営長。1993年、ふるさと寒河江そば工房立ち上げ設立発起人。大石田町でそば打ち習得。1997年、第一回やまがた素人そば打ち名人大会開催。1999年、旧全麺協に加盟。1998年、初段挑戦不合格。2001年、初段合格。2003年、二段位合格。この年以降各地そば博・そば祭りに参加。2009年、三段位合格。2015年、四段位合格。2018年、五段位に挑戦。現在ふるさと寒河江そば工房相談役。
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◎もくじ
- 上野育ちの私の話
- 山形の田舎町での生い立ち
- 藪安から上野藪そばへ(一)
- 集団疎開児童の話 戦中戦後の寒河江での体験
- 藪安から上野藪そばへ(二)
- ふるさと寒河江そば工房の発足
- やまがた素人そば打ち名人大会の開催
- そば打ち教室「鵜の会」のはじまり
- やまがた素人そば打ち名人大会
- そば打ち遍歴で東奔西走
- 旧全麺協『そば打ち教本』とふるさと寒河江そば工房
- 日本そば博覧会in幌加内に参加
- 日本そば博覧会in松本
- 信州・松本そば祭り 二回目の出店
- 信州・松本そば祭り 四回目の出店
- 日本そば博覧会 いわき市へ 震災復興支援
- そば博覧会㏌新発田そば祭り
- 恒例となった「あのよ」 の語り
- 五段位への挑戦の顛末
- 松田さんの審査を担当して
- 日本食世界遺産への道
- 鵜飼良平のそば打ち秘伝帳
- そば打ち段位審査あれこれ
- 寒河江の審査を省みて
- これからの江戸のそば
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