抵抗者

『抵抗者 – ゲオルク・エルザーと尹奉吉』

田村 光彰

四六判 ハードカバー
ISBN978-4-380-19008-7 C0036  256頁
定価:本体2200円+税

抵抗は権利であり義務である。
ナチ・ドイツと日帝植民地下の朝鮮。
自由・独立のために命を賭して闘った、 ゲオルク・エルザーと尹奉吉の人と思想。

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◉もくじ◉

Ⅰ ゲオルク・エルザー

(1)ミュンヒェン一揆(ビアホール一揆) (2)生存圏

Ⅱ ナチス時代

(1)ナチス時代とは強制収容所時代 (2)ナチス時代とは緊急令による基本的人権の抹殺 (3)権力掌握から総選挙へ

Ⅲ ゲオルク・エルザーの闘い

(1)単独犯か共犯か (2)尋問調書の発見 (3)マルティン・ニーメラーの「黒幕説」 (4)苦悩する遺家族 (5)『ある暗殺者の自伝』

Ⅳ ゲオルク・エルザーの評価

(1)記念碑の建設 (2)記憶の抹殺に抗して (3)高等学校歴史教科書 (4)国立抵抗記念館 (5)ドイツ憲法(基本法)での抵抗権:「他の救済手段がない場合」 (6)ブレーメン他2州憲法 「公権力への抵抗は、権利であり、義務でもある」 (7)ヒトラー自身の「抵抗論」 (8)元ドイツ憲法裁判所長官の「抵抗論」 (9)政治指導者の「抵抗論」 (10)レジスタンスとは (11)連邦政府(財務省)切手発行 (12)記念公園設置 (13)ゲオルク・エルザー賞 (14)「ゲオルク・エルザー・イニシャティーヴェ・ミュンヒェン」 (15)「誰が偉大なドイツ人か」─100人を挙げる

Ⅴ 「今以上の流血の惨事」

(1)企業 (2)女性政策

Ⅵ 尹奉吉

(1)尹奉吉とは (2)尹奉吉とゲオルク・エルザー

Ⅶ 植民地化へ

(1)江華島事件と日朝修好条規 (2)琉球併合 (3)利益線、生命線から大東亜共栄圏へ (4)日清戦争 (5)東学農民革命 (6)「7月23日戦争」 (7)集団虐殺 (8)帝国主義国家へ (9)連続する戦争行為 (10)義和団戦争 (11)日露戦争 (12)日韓議定書 (13)第1次日韓協約と竹島「領有」 (14)帝国主義国の勝手な相互承認 (15)ポーツマス条約(日露講和条約) (16)第二次日韓協約(乙巳条約) (17)第三次日韓協約(「丁未七条約」と軍隊解散) (18)保安法

Ⅷ 韓国併合

(1)義兵運動 (2)土地、鉄道、森林の支配 (3)韓国併合 (4)朝鮮総督府 (5)憲兵警察制度 (6)同化政策 (7)土地調査事業 (8)会社令 (9)工場法

Ⅸ 独立運動

(1)自由平等思想と女性たち (2)キリスト教 (3)贊襄会と女権通文 (4)文在寅大統領演説:女性独立運動家も列挙 (5)女性独立運動家、尹ユンヒスン熙順

Ⅹ 憲法・国会なき弾圧体制

(1)全権委任法 (2)立憲主義 (3)憲法を施行せず (4)朝鮮人強制連行 (5)国会開設を許さず (6)台湾でも憲法・国会を許さず (7)3・1独立運動 (8)『朝鮮教育問題管見』 (9)治安維持法

Ⅺ 尹奉吉のレジスタンス

(1)理由の如何を問う (2)儒教教育期 (3)山猫 (4)2年で自主退学 (5)再び儒教教育 (6)儒教から農村啓蒙運動家へ (7)夜学の設立 (8)女子教育 (9)『農民読本』 (10)復興院 (11)布施辰治とエミール・ゾラ (12)月進会を組織 (13)啓蒙運動家からレジスタンスへ (14)上海へ (15)大韓民国臨時政府 (16)韓人愛国団 (17)君が代にも命中 (18)戦傷病死 (19)上海─大阪─金沢─銃殺 (20)暗葬

Ⅻ 尹奉吉のレジスタンスの歴史的位置

(1)尹奉吉の目的 (2)レーニンの民族自決権 (3)中国政府要人の朝鮮独立運動支援 (4)中国民衆の対朝鮮感情の好転

XIII 世界的視点でのレジスタンス、独立運動

(1)フランスにおけるレジスタンス (2)ポーランドにおけるレジスタンス (3)ヨーロッパの歴史教科書

XIV 終わりに:尹奉吉の闘いの意味

 

◉著者プロフィール:田村光彰(たむら。みつあき)
1946年6月18日生まれ。元北陸大学教員、尹奉吉義士共の会会長
埼玉大学(生化学科)、金沢大学大学院(独文)卒業
▶︎主要著書
『統一ドイツの苦悩ー外国人襲撃と共生のはざまで』技術と人間社
『現代ドイツの社会・文化を知るための48章』(共著)明石書店
『ナチスドイツの強制労働と戦後処理』社会評論社
▶︎主要訳書
エルケ・シュテーク他『意識はフェミニズム、行動は地域』  現代書館
トーマス・エバーマン、ライナー・トランペルト『ラディカル・エコロジー』(共訳)社会評論社      ペーター・シュタインバッハ、ヨハネス・トウヘル『ドイツにおけるナチスへの抵抗1933-1945』(共訳)現代書館
ヤン・C・ヨェルデン編『ヨーロッパの差別論』(共訳)明石書店
ベルント・シラー『ユダヤ人を救った外交官ーラウル・ワレンバーク』(共訳)明石書店
ゲールハルト・フィッシャー、ウルリヒ・リントナー『ナチス第三帝国とサッカー』(共訳)現代書館
ヴィル・ベルトルト『ヒトラー暗殺計画42』(共訳)社会評論社、ほか

 

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