闘う平和学
『闘う平和学 – 平和づくりの理論と実践』
定価:本体価格1700円+税
ISBN 978-4-380-14000-6 C0036 四六判 223P
加藤朗・木村朗・前田朗 共著
◆日本図書館協会選定図書
現代世界は近代世界からの移行期にあると考えられ、その行く末が明確にならないままに、人々はその歩みを続けなくてはなりません。平和学と平和運動も海図なき航海を余儀なくされているのが現実です。
それだけに、私たちは、一方では足元の現実に追われながら、その都度のより良き解答を模索しながら、他方ではより大きなパースペクティヴで、来るべき将来社会像を結像させる理論的営みを続けなくてはなりません。
こうした問題意識を持って、私たちは「闘う平和学」という構想を掲げました。平和をつくるための理論と実践を、よりいっそう自覚的に、よりいっそう積極的に、そして継続的に展開する平和研究です。(はしがきより)
〇書評
【もくじ】
はしがき
第一部 平和力養成講座
Ⅰ 憲法9条部隊とは何か――現代における非戦と平和づくり 加藤朗
Ⅱ 原爆と原発の関係性を問う――核の軍事/平和利用を中心に 木村朗
Ⅲ ピース・ゾーンの思想――「権利としての平和」を考える 前田朗
第二部 鼎談・平和づくりの理論と実践
Ⅰ 危機の時代の日米同盟
Ⅱ 「新しい戦争」の時代
Ⅲ 9条を実践するために
Ⅳ いま問われていること
あとがき
- 暗転する時代状況のなかで― 木村朗
- いかにして「平和力」を身につけるのか― 加藤朗
- 三人の朗の講座を終えて― 前田朗
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