<近刊>踊りの場

『踊りの場』2024年12月刊

高秀美(コ・スミ
カバー絵、題字:朴民宜(パク・ミニ)

四六判 ソフトカバー 272頁
ISBN978-4-380-24007-2  C0095
定価:本体2200円+税

在日三世、女性編集者のエッセイ集。
なぜこんなにも激しく〝わが民族〟というものを求めて心が向かい、同時に民族に対して個を守ろうとするかのように心を閉ざし続けるのか。この引き裂かれた私の根拠が何なのか、実はまだよくわからない。
ただ今の私にはっきりわかっていることと言えば、踊りの場がある限り、その身近に寄り添って生きていくに違いない、ということだけである。
それだけは確かだ。(本文より)

 

<チラシ>

 

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◉もくじ

一つの名前で生きる
「ハルメのお話をしようね」
ヨンチョルへ(「思い出」と「思い」/メッセージ/踊りの場)


日本橋
ヒサコ
平凡(平凡/H君のこと)
「記憶」にまつわるささいなこと
死者の声


一枚の写真から見えてくること
「でも、人生はそれほど単純ではありません」
マサコ叔母さん
父と母のいる場所(母の願い/父の後ろ姿)

あとがき

 

◉ 著者プロフィール
高秀美(コ・スミ)
1954年東京生まれ。在日朝鮮人3世。編集者。
『100人の在日コリアン』(良知会編、三五館、1997年)、『在日一世の記憶』(集英社新書、2008年)、『在日二世の記憶』(集英社新書、2016年)など、主に在日朝鮮人の証言集のインタビュー・編集に関わる。共著に『韓国併合100年の現在』(東方出版、2010年)。他に同人誌『海峡』(朝鮮問題研究会、社会評論社)に随筆「踊りの場」を連載。


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