百人百話 第1集
『百人百話 第1集 故郷にとどまる 故郷を離れる それぞれの選択』
岩上安身
ISBN:978-4-380-12000-8
四六判 ソフトカバー 352P
定価:本体1700円+税
2011年3月11日、東日本を襲った未曽有の大地震と津波。
そして福島第一原発事故……。
東北、福島の地で暮らしてきた100人、一人ひとりの思いを、
IWJ代表 岩上安身がインタビューで紡ぎだす、一人語り全百話、第一集(第1話~第30話)
◎正誤表◎
本書、収録インタビューでの発言内容に事実に反する内容が確認されました。
128頁下段9行目より129頁上段13行目までを削除いたします。
ここにお詫びして訂正いたします。
<第一集INDEX>
◎はじめに 岩上安身
◎収録インタビュー(全29話:敬称略)※第3話はご本人の希望で収録せず
- 佐藤 早苗 —何でこんなに避難することが難しくなっているのか
- 長野 寛 —失ってわかった、豊かな土地・福島
- トシユキ —父ちゃん、なんで福島なの? 俺、結婚できるかな
- アンナ —自分が夢を捨てられないんです
- 紋波 幸太郎 —妻の出産、情報に翻弄されて……
- 鹿目 久美 —福島と神奈川、娘と往き来する中で
- 島村 守彦 —とにかく南に逃げろ! 100㎞以上逃げろ!
- 有馬 克子 —なんでこんなに無防備なの?
- 遠藤 浩二 —気がついたら20㎞圏内にいた(DJ mambow)
- 志田 守 —なんでもないことを奪われている
- サチコ —メルトダウンて、今さら言われても
- 種市 靖行 —僕だったらヨウ素剤を配っていた
- 比佐 千春 —マスコミと同じく、私自身もなぜか自主規制してしまう
- 小堀 健太郎 —同じサーファーでも、意見も行動も分かれる
- 齋藤 英子 —ママは帰っていわき守って
- 吉田 幸洋 —三代にわたらないと、復興は成しえないんじゃなかろうか
- 佐々木 慶子 —シニアが頑張るしかないんじゃないかな
- 植木 宏 —僕たちは無力じゃない、微力なだけだ
- 千葉 由美 —孤立している人をつなげたい
- 手塚 雅孔 —故郷を廃墟にしたくない
- 渡部 信一郎 —お山というのは自分の命と同じなんだ
- 佐藤 幸子 —戦場の中に子どもを置いてはいけない
- 宍戸 慈 —朝7時、放送が終わった瞬間で泣いているんです
- 阿部 留美子 —「故郷を捨てるのか」と言われながら、避難して……
- 田口 葉子 —3・11まで原発のことは何も知らなかった
- 高村 美春 —お墓は警戒区域内に……、今はお墓参りすらできず
- 黒田 節子 —映像は嘘をつかない、本当に怒ったようには映りませんね
- 武藤 類子 —「見えない柵」が張られている
- 大塚 愛 —つながって生きていればいい
◎福島原発事故経過(2011.3.11〜2012.1.31)
>岩上安身(いわかみ やすみ)早大社会科学部卒。編集者、週刊誌記者を経て、1987年よりフリーランスに。各誌にルポルタージュを寄稿。著作に『あらかじめ裏切られた革命』(第18回講談社ノンフィクション賞)。TVドキュメンタリー番組のリポーターやコメンテーターも務める。近年は日本の政治中枢への取材を精力的に行う。Ustreamを活動拠点とする「IWJ(インディペンデント・ウェブ・ジャーナル)」を設立。東京電力福島第一原子力発電所の事故以降、中継市民を登用した報道を展開。支持を得ている。2012年2月には、インターネットメディアとして初めて福島第一原発の取材に入り、一部始終を報道。事故から一年を経過した福島第一原発のリアルな状況を伝え、大きな反響が寄せられている。
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